先日、大きな病と向き合っていた友人より、回復をし、元気になったという知らせをもらい、とても嬉しくなりました。
その話を聞いた直後に、以前より予定されていた医療についての勉強会に参加してきました。その時のテーマは「病気の意味について」といったものでした。
人間がその他の動物と違うところは、一生涯において「自分を発達させていくこと」が出来る唯一の生き物だということ。
痛みや苦しみといったものも、人間を目覚めさせるものとして、「完成」にいたる運命に寄り添っているのだということを教わったのでした。
このことは、比較的簡単に治療ができる病気について、特効薬的なものを使って安易に治療するのではなく、病気がその人の身体に発症した意味を問い、発達の過程における乗り越えるべき現象なのだということです。
だとしても、そんな事を言ってはいられないほどの大きな病だった時にもそんな風に考えられるのだろうか?
どちらにしても友人は乗り越えました。まだ不安はあるのでしょうが、病にかかり、乗り越えたことはきっと大きな意味があったのだと信じようと思います。
まだ、私達夫婦のまわりには乗り越えようとしている人達がいます。「意味があること」と信じ、支えてゆきたいと思います。